広島・大崎上島の梅木石材店です。
2020年(令和2年)2月20日・松江市で「全国優良石材店の会」(全優石)の総会が行われました。
この総会で「ハッピー60」という新たなメッセージを発信することになりました。
■ハッピー60とは
「ハッピー60(シックスティン)」とは、還暦、60才という節目。
昔はいわゆる定年の年でした。しかし、還暦を迎えてもまだまだ元気な方が多い。
そこで世の中に対し、還暦になったら「お墓のことを考えてみよう」と新たなメッセージを発信することにしました。
このメッセージをインパクト強いキャラクター・嘉門タツオ氏に発信していただくのが「ハッピー60」です。
■なぜ、嘉門タツオさん?
嘉門タツオさんと言えば替え歌メドレー、特に「♪チャラリーン、鼻から牛乳~」が有名だと思います。
ある意味、茶化したような歌を多く発表されていて、「お墓」などのイメージと合わないのではないかと議論されたようです。
しかし、意外と(失礼かも・・)まじめな人柄で、今回の総会で会長と対談のなかでも、今まで見送った人たちの経験や問いかけが歌に込められていることが分かりました。
■終活3部作
ご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが、嘉門さんは「終活3部作」という歌を発表されています。
終活3部作とは「墓参るDAY♪」・「旅立ちの歌」・「HEY!浄土」です。
ここからは、嘉門タツオさんのCD「HEY!浄土〜生きているうちが花なんだぜ〜」の挨拶からの引用になります。
「墓参るDAY♪」は、お坊さんから「墓離れや葬儀離れが深刻化しているので、お墓参りに行こう!というコンセプトの歌を創ってもらえませんか?」と頼まれました。
早速、「墓参るDAY♪」を創りはじめ、その過程で「送られる故人目線の歌」があっていいなあと思い立ち「旅立ちの歌」が生まれました。
そのような話を阿木燿子さんとの対談でお話しさせていただくと、「うちの主人(宇崎竜童さん)は弔辞の評判が良くて、既にいくつかの予約が入っているんです。」とおっしゃったので、送る側の歌もあったほうが良いと思い「HEY!浄土」が出来ました。
そしてこれら3曲を「終活3部作」と名付けました。
そんな経過で、人生100年時代に問いかける内容のコンセプト・アルバムが完成しました。
(以上、引用終わり)
■「HEY!浄土〜生きているうちが花なんだぜ〜」を聞いてみて
会長との対談等が終わったあと、嘉門タツオさんのCD「HEY!浄土〜生きているうちが花なんだぜ〜」を買いました。
サインもしていただきました。
このアルバムに収められている曲を聞いていると、明るいし、なにか元気が出てきます。
曲に嘉門タツオさんのパワーが乗り移っているのでしょうか?
一部、感想などを書いてみました。
「墓参るDAY♪」では、「お墓に行こう」を連呼されています。(笑)
さすがに、お坊さんに頼まれた内容がバッチリ入っています。
「浄土ソングミニ①」の内容は、ちょっと怖いです。(苦笑)
聞いてみるとわかります!
「法事ブギ」では、法事の「あるある」が収められています。
聞いていて、思わずウンウンと頷いてしまいます。
「旅立ちの歌」は、静かな曲です。
滲みてきました。一番好きかも・・・。
「HEY!浄土」は題名から分かるように、ある名曲に似ているような・・・・
これも前半は比較的静かな曲です。
「明るい未来」の詩は、昔の生活のエピソードが歌になっています。
嘉門タツオさんと同い年なので、内容はドンピシャです。
「HEY!浄土〜生きているうちが花なんだぜ〜」が、CDショップに売っているか分かりませんが、とても面白い(興味深い)アルバムでした。
オンラインでも売っているのでしょうか?
■石屋の仕事
還暦になると、身近な人たちを見送ることも多くなってきます。
子供のころは、よく知らない人たちがこの世を去って行きました。
でも、最近は父が亡くなったりして、顔も名前もリアルに分かる身近な人たちを見送ることも多くなってきました。
われわれ、石材店は職業柄、他の人たちよりも、「お墓」とか「お骨」とか「死」について向き合うことが多くあります。
一般の方々は、それまであまり考えていなかった(もしくは、考えたくなかった)「お墓」や「お骨」や「死」が、一気にやって来ることになると思います。
それは多くの戸惑いと混乱と不安を引き起こすことになります。
そのような戸惑いや不安を、日頃から向き合うことが多い石屋がお手伝いできることもあると思います。
「ハッピー60」の取り組みが、お墓のことを考えるキッカケになれば、嬉しいことです。
そのときに、頼れる石屋になれるよう、切磋琢磨しなければいけない思います。
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